出っ歯(上顎前突)

出っ歯になってきた…
このようなお悩みは
ありませんか?

「出っ歯」とは、下の前歯よりも上の前歯が大きく前に出ている状態です。歯科での正式名称としては「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれています。
以下のようなお悩みがありましたら、出っ歯になっている可能性があります。

  • 出っ歯になってきた…このようなお悩みはありませんか?上の前歯が下の前歯より、前に出てきたような気がする
  • 上の前歯が当たって口が閉じにくい
  • 口呼吸することが多い
  • 唇を閉じると、顎先に梅干しのようなシワができる
  • 唇を閉じた時、口元の膨らみができる
  • 麺類などが噛み切れない

もしかして出っ歯?
出っ歯の基準・
セルフチェック方法

まずは自己判断で決めるのではなく、きちんと出っ歯かどうかを歯科医院で判断してもらうことが必要です。このページでは、出っ歯のセルフチェック方法について紹介します。以下のうち、当てはまっているものがありましたら、出っ歯の可能性があります。

  • 上の前歯と下の前歯の先端の隙間が、4mm以上もある
  • 意識しないと口を閉じることができない
  • 横から見た時、口元が前方へ突き出ている
  • 口を閉じると、顎先に梅干しみたいなシワができる

どうして出っ歯(上顎前突)に
なるの?主な3つの原因

出っ歯になる原因は下記の通りです。

習慣や癖

習慣や癖「指しゃぶり」や「爪噛み」「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき:舌を前に出す癖がある)」「唇を噛む」などの癖が原因で、出っ歯になるケースがあります。このような、歯並びを悪くさせる癖を「不良習癖」といいます。
指しゃぶりによって同じ負荷が歯にかかり続けると、位置がずれやすくなります。2歳頃までの指しゃぶりでしたら問題ありませんが、それよりも大きくなった場合は、やめるように促しましょう。
爪噛みも、口を前に突き出しながら、歯に力を入れて爪を噛むため、上下の顎のバランスが悪くなってしまいます。また、舌を前に突き出す舌突出癖があると、舌で前歯が前へ押し出されてしまうため、出っ歯になります。

遺伝

遺伝上顎・下顎の骨の大きさなどは、遺伝の影響を受けやすいとされています。この上下の骨のバランスが悪いことで、出っ歯に至ることも少なくありません。また下顎顔面異骨症を発症したことで、出っ歯になるケースもあります。
下顎顔面異骨症の場合、下顎の骨の成長が悪くなることで、下顎の骨が小さくなった結果、出っ歯になるとされています。

口呼吸

口呼吸口呼吸が癖になると舌の位置が下がってしまい、唇の筋力が衰えてしまいます。舌の筋力に負けた結果、歯が舌の筋肉に押し出され、出っ歯になります。

出っ歯(上顎前突)を放置すると起こるリスクやデメリット

出っ歯は見た目だけでなく、健康面にも悪影響を及ぼします。

事故で歯を折ったり怪我したりする
リスクがある

前歯が大きく傾いていると、何らかのアクシデント(接触が激しいスポーツで生じた怪我など)によって前歯が折れたり、唇に傷が付いたりする可能性があります。

ドライマウスになりやすい、それにより虫歯・歯周病のリスクが高くなる

口が開いたままでいると、ドライマウス(口が乾いた状態)になり、唾液の分泌量が減ってしまいます。唾液には抗菌作用が含まれているため、分泌量が低下すると、細菌が増殖し、口臭を引き起こすこともあります。また唾液の持つ自浄作用が働かなくなるため、虫歯・歯周病のリスクも上昇します。

見た目がコンプレックスになる

特に、周囲の目が気になる思春期の子供の場合は、同級生にからかわれたり人の目が気になったりすることでコンプレックスを抱えてしまうことも少なくありません。

発音がうまくできない

空気が抜けやすくなるため、発音がうまくできなくなります。

出っ歯(上顎前突)は押すと
自力で治るって本当?

出っ歯を自力で治すのは危険!

出っ歯を自力で元に戻すことはできません。むしろ、力のかけ方や方向を誤ると歯の寿命が短くなったり、今以上に歯並びが悪くなったりするリスクもあります。
歯科医院では、歯型やレントゲン写真を撮影し、計画をしっかり立てた上で、歯を動かしています。だからこそ、安全に歯並びが整えられるのです。
決してご自身で解決しようとせず、必ず歯科医院へご相談ください。

歯並びに関して自分で出来ること

指しゃぶりや舌癖、爪噛みなどといった、悪い癖によって出っ歯になっている場合は、まずその癖を治していきましょう。
とはいえ普段の癖は、習慣化されている期間が長くなるほど、改善させるのが難しくなります。
子供が悪い癖を続けている場合は、幼いうちから対応しておくことをおすすめします。
※指しゃぶりでしたら、4歳頃まで無理に治さなくても問題ありません。

出っ歯(上顎前突)を治す
矯正歯科治療

ワイヤー矯正(ブラケット装置)

ワイヤー矯正ブラケットとワイヤーを装着することで歯を移動させる治療です。ほとんどの症例に適用できるというメリットを持っています。ただし「審美性に問題がある」「固定式なのでお手入れが大変」というデメリットも存在します。

詳しくはこちら

マウスピース矯正

インビザライン・ライト透明のマウスピースをこまめに交換し、歯を移動させる治療法です。「自由に取り外しできるので今まで通り食事・歯磨きが行える」というメリットがあるため、ワイヤー矯正と比べて矯正時のストレスは少ないかと思います。当院では、インビザラインを導入しています。

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